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花と農薬

2013.01.24 (Thu)
昔 花屋で働こうと思ったとき まず流通を見るか ということで
花市場でアルバイトをした
用賀駅近くの 花市場だった
まだ 世田谷市場がなく 小さな市場が点在していた
青山 氷川 自由が丘 東蘭 東植 などなど

今と違い 手ぜりだった

そこに バラやカーネーション 菊 かすみ草などをメインに競っていた競り人がいた
その人は 市場の顔であり 色んな意味で頭の切れる人だった

僕がバイトをしていた時 彼の手を見せてもらった
手の皮がむけて 真っ赤になっていた

彼に聞くと 農薬のせいだといった

なぜ グラブをつけないの? と聞くと
感覚が狂うから と言っていた
花の重さや 茎の手触り 足元の処理
そういったものを競り中に瞬時に見分け 判断し 値段を設定し
その値段で 花屋に売っていく

プロだな と驚いたと同時に
農薬の怖さ を初めて知った

その後 ある花屋で雇ってもらい この市場に週3~4回 
買参人として 買い付けに来るようになった

市場側から 花屋側にシフト

それから何年も この人との付き合いは続いた
色んな理由から 彼は僕を産地めぐりにずいぶん 連れていってくれた
機会があると 声をかけてくれて 
僕も それに従った

肝心の勤め先の花屋の店長もどういうわけか ずいぶん僕の自由にさせてくれた
しまいには 生産者の息子さんの結婚式にまで わざわざ行くようになっていた

話しがずれたので 修正

産地周りはとても楽しかった
し 色々な話も聞けた

ただ 畑のハウスに入る時は いつも緊張 していた
いつも 農薬 が頭の隅に入っていたからだ

もともと 喘息があったし そんなタフな人間ではない
だから 余計 気になっていたんだと思う
  
時々 農家の人が そっちに行ってはだめだ 農薬 散布したから
なんて 言われると 息を止めていたのを 覚えている

........................。

3ヶ月ほど前 夕食を食べながらテレビを見ていた
アフリカのある村での バラ生産

ある大資本が ある村にバラの生産所を作った
村の人たちは 初め 仕事ができ 喜んでいた

しかし 次第に村がおかしくなっていった

体調不良の人たちが増え 村の水や土が汚染し始めた
農薬のためだった 
農薬散布の時 彼らに渡されたものは 薄い生地の雨合羽 ひとつ
破れても つぎはぎをして使われていた
その会社自体 農薬の危険性を 村人には話していなかった

インタビューを受けるのを 村人はひどく恐れた
仕事を 失うから
暗い顔をした村人達の横で 子どもが楽しそうに水たまりで遊んでいた
その水さえも信じられないと 村人たちは話していた

大人と子供の表情に大きな落差があった
見ていて 怖かった

..............................

日本の市場で仕入れをしていた時
アフリカ産のバラを時々 見かけた
日本の生産者の作るバラは 格段に商品としての価値が高い

それゆえ 多くの花屋はそういった海外のバラを 2流 3流 として
まともに見ていなかった  僕自身 そうだった 

こういった安いバラは量販店へ流れる
アメリカも同じ
安く叩き売られて 時には売れず そのまま廃棄

花屋として 疑問
..............................

日本は 世界一の 農薬国家 です

1ヘクタール当たりの農薬使用量 世界一
これは 2010年の農産物に対してのデータです

しばしば農薬では中国が上げられるけど 日本の使用量ははるかに 上
2位はコリア でも最近は減農薬にかなり 取り組んでいるらしい

時々 日本は農薬会社と農協が儲かるシステムになっていて
農家には お金がなかなか入ってこないと聞く

日本のように洗練された社会主義国家 らしいと思う

僕の母親も日本の農産物はまちがいなく安全で 中国産はすべて危険だと信じている

一方通行の情報だけを送るのも 日本は得意だと思う  
また それを信じるのも得意

とは言うものの 農薬を使用する理由もきちんとある
高温多湿の気候だったり 作る作物の種類だったり 
あと 綺麗好きの国民性 だったり

とはいうものの やはり世界一には かわりない
世界一 ナンバーワン

見た目が最優先される花に関しては?と 疑問

...。.....................

前 日本にいた時 ある花の月刊誌に 
南米のバラの広告がでていた

メキシコ ガテマラ エクアドル? 

綺麗なラティーノの女の子が綺麗なバラを抱えて 微笑んでいる写真
彼女 いわく
このバラ園のお蔭で みんな幸せです 私もその一人なんです と
彼女の顔を見たら 僕もそう思う 軽く 信じてしまう

そして そういった場所があるというのは 本当だと思う

と同時に 逆の世界もある というのを知らなくてはいけないと思う

花を売って 生活しているのなら
たとえ どこにいようが 

じゃないと 誰が遠くアフリカの村に対して 責任を感じて
少しでも なんかしらしなくては  と感じるのだろうか?

.................................

ポジティブな事柄を 最初にはっきりと探しだせたなら
もしくは 自分の中で作ることができたなら

あとはネガティブな出来事を読み取りながら 探りながら 
どう動いていくか 考えていけると思う

そうすれば のまれないと思う



 








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